Instagram約7分

Instagramリールの台本・構成の作り方

Instagramリールの台本・構成は「フック→本編→CTA」の3部で組めます。冒頭1〜2秒のフックの作り方、保存・シェアされる情報の一覧性、TikTok台本との違い、そのまま使えるテンプレートを解説します。

Instagramリールの台本は、「フック(冒頭1〜2秒)→本編→CTA」の3部構成で組むのが基本です。結論から言うと、TikTokの台本と型そのものは共通で、違いが出るのは「本編を、保存やシェアをされやすい一覧性のある形で見せること」と「CTAを保存・シェア・プロフィールへの遷移のどれか1つに絞ること」の2点です。

構成が決まらないまま撮影に入ると、編集で削る場所が分からず、出来もばらつきます。この記事では、基本構成、フックの作り方、本編の組み立て、TikTokの台本との違い、そのまま使えるテンプレート3つを順に解説し、最後に台本づくりを仕組み化する選択肢にも触れます。

この記事で紹介するSNS運用は、SNS Dirで仕組みにできます。 SNS Dirを見る

基本構成|フック→本編→CTAの役割と時間配分

リールの台本は、「フック」「本編」「CTA」の3つのパートに分けて考えます。尺30秒の場合の時間配分の目安は次のとおりです。

パート 役割 尺30秒の目安 Instagramで意識すること
フック 冒頭で視聴を止め、続きを見る理由を示す 0〜2秒 カバー画像の言葉と揃える
本編 要点を絞り、見返せる形で伝える 2〜25秒 番号やリストで一覧性を出す
CTA してほしい行動を1つだけ伝える 25〜30秒 保存・シェア・プロフィールのどれか

尺は、Instagramの公式の機能紹介ページで、複数のクリップをつないで最長3分までのリールを作れると案内されています。ただ、最初は15〜30秒程度で要点を1つに絞り、型を身につけるほうが台本の質を安定させやすくなります。

フックの作り方|冒頭1〜2秒で「続きを見る理由」を示す

リールは次々にスワイプされるため、冒頭で「この動画を見る理由」が伝わらないと、本編まで届きません。フックは、次の4パターンのどれかに当てはめると作りやすくなります。

パターン 型 例(収納のリール)
結論先出し 「〇〇は△△です」 「引き出し収納は、置き場所を決めるだけで片付きます」
数字で示す 「〇〇な人は、この3つだけ」 「引き出しがぐちゃぐちゃな人は、この3つだけ」
悩みへの共感 「〇〇で困っていませんか?」 「片付けても、すぐ元に戻っていませんか?」
意外性・NG提示 「実は〇〇は逆効果です」 「収納グッズを増やすほど散らかる、よくある落とし穴」

作るときは、次の3点を意識します。

  • 声と文字の両方で伝える: 音を出さずに見る人もいるため、冒頭のセリフをテロップでも出します。
  • カバー画像の言葉と揃える: カバー画像はプロフィールの一覧に並ぶため、フックと近い言葉にすると何の動画かが一目で伝わります。
  • 5案書いて選ぶ: 1つのテーマでフックを5案書き、声に出して「続きが気になるか」で選びます。

本編の組み立て方|保存・シェアされる「一覧性」をつくる

Instagramでは、保存やシェアが多い投稿が新規リーチにつながりやすいと一般に言われています。公式FAQ(Instagram for Creators)も、配信量を判断する主な材料として、視聴者あたりの反応(視聴時間・シェア・フォロー・いいね・コメント・プロフィール訪問など)を挙げています。本編は、最後まで見られ、「あとで見返したい」「誰かに送りたい」と思われる形にするのが狙いです。台本の段階で、次の3つを決めておきます。

  • 要点は3つ前後に絞る: 1本のリールで扱うテーマは1つです。詰め込みすぎると、どの要点も記憶に残りません。
  • 番号やリストで画面に出す: 「①②③」のようにテロップへ番号を付けると、全体像が一目で分かり、見返したときにも探しやすくなります。
  • 1つの要点を1〜2カットで見せる: カット割りまで台本で決めておくと、撮影と編集の手戻りが減り、テンポも保てます。

保存されやすいのは手順・チェックリスト・比較のような「見返して使う情報」、シェアされやすいのは共感や驚きのある「誰かに送りたい内容」です。どちらを狙う動画かを書く前に決めておくと、CTAがぶれません。

台本のイメージとして、キッチン収納の30秒の例を示します。「秒数/セリフ/テロップ/映像」の4列で書くと、担当が変わっても意図が伝わります。

秒数 セリフ テロップ 映像
0〜2 引き出しがぐちゃぐちゃな人、この3つだけ試してください 引き出し収納 3つのコツ 散らかった引き出しのアップ
2〜9 1つ目は、よく使う物を手前に置くことです ① よく使う物は手前に 手前と奥の物を入れ替える
9〜16 2つ目は、仕切りで定位置を決めることです ② 仕切りで定位置をつくる 仕切りを置く
16〜23 3つ目は、同じ種類の物を立てて並べることです ③ 立てて並べる 並べ終えた完成カット
23〜30 あとで見返せるように、保存しておいてください 保存して見返す ビフォーアフターの比較

TikTokの台本との違い

「フック→本編→CTA」の型はTikTokの台本と共通で、型の書き方そのものはTikTok台本の書き方|使えるテンプレートと構成で解説しています。Instagramリールで特に意識したい違いは次のとおりです。

観点 共通する考え方 Instagramで特に意識すること
本編 要点を絞って伝える 番号やリストで整理し、見返せる形にする
CTA 行動は1つに絞る 保存・シェア(DM送信)・プロフィール遷移から選ぶ
一貫性 発信の柱を決める プロフィールの一覧に並ぶ投稿同士で、テーマとトーンを揃える
使い回し TikTok用の素材も流用できる 他アプリの透かしを残さずに書き出す

「使い回し」には注意が必要です。公式FAQでは、リールに第三者の透かしが入っているとリーチに影響する可能性があること、オリジナルのコンテンツの投稿が推奨されていることが案内されています。TikTokの動画を流用するときは、透かしなしで書き出し、冒頭とCTAを作り直しましょう。

そのまま使えるテンプレート3つ

【】の部分を置き換えるだけで使える3つのテンプレートです。狙う行動に合わせて選んでください。

テンプレート1: 手順解説型(保存を狙う)

[フック 0〜2秒]
【悩み】を解決する手順を、3ステップで紹介します。

[本編 2〜25秒]
ステップ1、【やること1】。
ステップ2、【やること2】。
ステップ3、【やること3】。

[CTA 25〜30秒]
やり方を忘れないように、保存して見返してください。

テンプレート2: NG→正解型(シェアを狙う)

[フック 0〜2秒]
【ターゲット】がやりがちな【NG行動】、実は逆効果です。

[本編 2〜20秒]
理由は【理由】だからです。
おすすめは【正しいやり方】。ポイントは【要点1】と【要点2】です。

[CTA 20〜25秒]
同じ悩みの友達に、送ってあげてください。

テンプレート3: チェックリスト型(保存を狙う)

[フック 0〜2秒]
【テーマ】で確認したいポイントを、まとめてチェックします。

[本編 2〜35秒]
□【項目1】
□【項目2】
□【項目3】
□【項目4】

[CTA 35〜40秒]
あとで見直せるように、保存しておいてください。

テンプレートどおりに作っても伸びないときは、Instagramリールが伸びない原因と対策で台本以外の原因を切り分けます。

台本づくりを仕組み化する選択肢

型を決めても、投稿本数が増えると「ネタ出し→フックの複数案→本編→CTA→声に出して調整」を手作業で回す負担が大きくなり、担当者が変わると台本の質も揃わなくなります。

こうした工程をツールで仕組み化する選択肢として、当社のSNS Dirシリーズがあります。TikTok向けのTKDirには、競合リサーチやチャンネルコンセプト設計に加えて、フックの複数案・本編・CTAを含むAI台本の生成機能があります。YouTube向けのYT Directorは、競合の型の抽出から台本、サムネイルまでをつなげる設計です。Instagram向けは現在準備中のため、リールの台本づくりにすぐ使えるわけではありませんが、「型を決め、フックを複数案出して選び、声に出して直す」という進め方は手作業でも取り入れられます。概要はSNS Dirで紹介しています。汎用AIでたたき台を作る方法は、TikTok向けですがTikTok台本はAIで作れる?ChatGPTと専用ツールの違いで解説しており、考え方はリールにも応用できます。

よくある質問

リールの台本は一言一句書くべきですか?

慣れないうちは、セリフとテロップを一言一句書き出したほうが、フックからCTAまでの流れを崩さずに撮影できます。慣れてきたら、要点とテロップだけの構成メモに簡略化しても構いません。いずれも、書いたあとに声に出して読み、詰まる箇所を話し言葉に直します。

リールの尺は何秒で台本を作ればいいですか?

最適な秒数は公式に示されていません。公式FAQでは、フォロワー以外へは3分以内の動画を推奨すると案内されていますが、これは上限の目安で、長いほど有利という意味ではありません。まずは15〜30秒程度で要点を1つに絞って型を作り、慣れてから尺を伸ばす進め方が現実的です。

TikTokの台本をそのままリールに使えますか?

フック→本編→CTAの型は共通なので、流用できます。CTAは保存・シェア・プロフィール遷移から1つ選び直し、本編は番号やリストで一覧性を出すと、Instagramに合いやすくなります。他アプリの透かしが残ったまま投稿するとリーチに影響する可能性があるため、透かしなしで書き出してください。

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  • 属人化しがちなSNS運用のノウハウを仕組みに変える
#Instagram#リール#台本#SNS運用
代表取締役CEO 田中 龍都
この記事の執筆者
田中 龍都
代表取締役CEO

約10年にわたりWebマーケティングの最前線で、広告を中心としたマーケティング支援に従事。SNS運用者やマーケターとの協働を通じて、業界に残る細かな手作業や属人化を実感し、「人に依存する仕事を仕組みに変える」ために株式会社ホワイトラベルを創業。

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SNS事業のOEM化、AIによる業務自動化、マーケティング、研修まで。事業の中に残っている「人がやるしかない」を、一緒に見直しませんか。